(H37) イーロン・マスク「車を買いやすい価格で提供するためには、小売部門の社員数を減らす以上の策はない」-2 by 三戸政和 より抜粋加筆しました。

⑷ ディーラーという存在メーカーには大きなメリットがあるが、消費者にとっては、丁寧なセールスやアフターサービスを受けられるというメリットがある一方で、価格の面ではデメリットになります。テスラはと言うと、自動車メーカーでありながらもディーラーはない。車は、すべてテスラによる直接販売。もちろん直接販売にも経費は掛かっています。テスラは米国国内におよそ130の販売店を持ち、そこでは営業活動が行われ、そのための人件費や販売店の維持経費などは掛かっていました。ディーラーを抱えることに比べればコストは低いが、テスラは、全販売オンライン化によって、それすらもやめます。すでにテスラのサイトでは、車をクリックひとつで購入できるようになっています。カラーバリエーションや内装、オプションなどを選んで、好きなようにカスタマイズして注文可能。車の試乗はできなくなるが、以下の条件なら、返品と代金の全額払い戻しが受けられます。①車が納車されてから1週間以内②走行距離1600キロメートルイーロン・マスクは以下に言います。「車を買いやすい価格で提供するためには、小売部門の社員数を減らす以上の策はない」世界各地の販売拠点は、閉鎖もしくはリニューアルをして、ショールームやサービスショップになる。働いていた従業員も減らす。これにより全車種の価格は、3%程度下がるといいます。⑸ テスラは全販売のオンライン化によって、営業マ

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