近代資本主義経済の終焉
近代資本主義=実物主義の終焉ほぼ1970年代以降の戦後資本主義は大きく転換している。この転換は産業と経済の両面からとらえなければ実態を把握はてはきない。まず製造業や重工業といった第2次産業、すなわち物を作って売るという製造販売を主体とした資本主義の割合が、全産業として次第に限界を迎えていくともいえる。この限界とは特に鉄の消費量の動向で捉えられる。 例えば、ある製品の開発がいくら工夫して中身を変えても、あるいは外装を変えてもこれ以上はマーケットの販売が見込めないというのが限界点です。あとは、例えば一家に同種のものを複数で置いてもらうしかない。それでも国内市場は限界に来たというのが、第二次産業の臨海点であり、それが国内では1970年代の初頭ころに訪れたことを意味しています。 同時に、主要産業は物を製造し販売する直接的な製造工程を持ったいたが、産業の高次化は製造を離脱して、まさに衣食住に最低限必要とする物もしくは、その嗜好品あるいは重工業製造品などの物の売買などではなく、サービス業務が労働価値化し、運輸や間接媒体が産業の中心の第三次産業が主体となった。つまり、ものを具体的な商品として目に見える物体として製造する過程から主要産業が転換してしまったのだ。これを実物主義の終焉と規定している。さて、では近代国家と近代資本主義がセットで、お互いを支え合ってきた。その同伴者の産業側が主要産業から
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