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「ECはオリジナル商品強化」「既存顧客に注力」「自社ノウハウを活かした物流提案」スクロール鶴見社長に聞くコロナ禍の成長戦略 | 通販新聞ダイジェスト

創業80周年を迎えたスクロール。記念商品がヒットした通販事業やオリジナルアウトドアブランドが好調だったEコマース事業、ソリューション事業が堅調だったが、化粧品や健康食品、旅行事業が苦戦した。新型コロナウイルスの影響を受ける中、今後の成長戦略について社長の鶴見知久社長が語った
スクロールの前期業績は、売上高が前期比2・1%増の726億3400万円、経常利益が同62・3%増の22億9600万円となった。創業80周年記念企画商品がヒットした通販事業や、ナチュラムが好調だったeコマース事業、決済代行サービスなどが伸びたソリューション事業は堅調に推移したものの、化粧品や健康食品の健粧品事業や、旅行事業は苦戦した。今期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることは必至だが、今後の成長戦略をどう描くのか。鶴見知久社長に聞いた。

増税やポイント還元の影響を受けた上半期
――前期を振り返って。
「事業セグメントごとにでこぼこはあるが、グループ全体としての収益は確保できた。物流関連の投資についても計画通りに進んでいる。
一方、健粧品事業や旅行事業については、ブレークイーブン以上の計画を立てていたが、赤字に終わったため、実質的には立て直しが1年遅れたということになる。ただ、子会社における、のれん減損など、在庫関連も含めて負の遺産を整理できたということで、将来に向けてポジティブに捉えている」

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