世界第2位のスマホ市場も新型コロナウイルスの影響から逃れることはできない。
インドの第2四半期のスマートフォン出荷は前年同期比48%減となった。調査会社Canalysは、世界でも珍しいスマホ成長マーケットのインドにおいて過去10年で最大の落ち込みと指摘した。
同国では2020年第2四半期に約1730万台のスマホが出荷された。前年同期の3300万台、2020年第1四半期の3350万台から大幅に減少した。
原因は新型コロナウイルスだ。インドでは100万人超の感染が報告されている。
インド政府は新型コロナの感染拡大を抑制するために3月下旬に全国でロックダウン措置を取り、グローサリーや医薬品を扱う店を除く全ての店が営業を一時停止(未訳記事)した。Amazon(アマゾン)やFlipkart(フリップカート)といったeコマース大手ですら、スマホや政府が「必要ではない」と分類したその他のものを販売することを禁じられた。
長いロックダウンは5月中旬まで続いた。その後インド政府は、他の店舗やeコマース配達も国内のほとんどでサービスを再開できるとした。そうした厳しい措置がスマホマーケットの急激な落ち込みの理由だ。
それとは対照的に、世界最大のスマホマーケットである中国は、同国において新型コロナの影響が最も大きかった3月末までの第1四半期にスマホ出荷は18%しか落ち込まなかった。第1四半期にインドはさほ
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