「派手な勝利」は、長期的に見れば負け。ウィズコロナの時代にも通用する“戦の臨み方”
緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスと共存していく「ウィズコロナ」の期間に移行しました。新しい生活様式のなかで、経済活動や日常生活を営んでいく方法を模索されている方も多いと思います。そんな中、これからの時代を生き延びるには「戦をしている時点で負け」と話すのは、キングコングの西野亮廣さん。戦をせずに生き残るとは、どういうことなのでしょうか。今回は、「西野亮廣エンタメ研究所Voicy」より、「ウィズコロナ時代の生存戦略」をお届けします。印象に残る派手な「勝利」は、長期的に見れば「敗北」中国最古の兵法書『孫氏』には、「善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり」という言葉が記されています。これは、「戦が上手な人とは、勝ちやすい状況を作ったうえで勝つ人のことだよ」という意味です。さらにこの言葉のあとには、「勝つ人は、勝って当たり前の環境を整えて戦っているのだから、印象に残る戦い方なんてしない。だから、称賛されることもない」といったようなことも書かれています。たしかに、「印象に残る戦い方をしている時点で、長期的に見たら負け」だと、僕も思います。なぜなら、印象に残る戦い方をしている人は、戦をポイントで捉えてしまっているから。戦は、20年、30年、40年…と続くものです。目先の1戦で派手に勝ったところで、戦はその後も、100戦、200戦と続きます。「今日は頑張って、爪痕を残します!」なんて勢いだけ
コメント