「今の若い人は、生きるのがヘタね」木久扇師匠が語る「愛されるコツ」は“人生を軽く考える”
社会で働いていると、「人から愛されること」の重要性に気づきます。愛されているから、仕事で指名される。愛されているから、先輩に相談をしやすい。社会のなかでの「愛され力」は、そのまま「働きやすさ」に直結するといっても過言ではありません。誰からもあまり嫌われず、人から愛されて働きたい。みんなそう思っているのでは?そんなふうに「みんなから愛されている人」として、筆者の頭に真っ先に浮かんだのは、林家木久扇師匠。そう、長寿TV番組『笑点』の黄色い着物でおなじみの落語家です。あいさつは明るく、大喜利をすれば突飛な答えを繰り出す「おバカキャラ」として知られる木久扇師匠。笑点に出演して50年。長きに渡って、お客さんとメンバーから愛されてきました。そんな木久扇師匠は今年、ご自身の人生訓をまとめた初の生き方指南本『イライラしたら豆を買いなさい 人生のトリセツ88のことば』(文春新書)を刊行。高座生活60年の節目に書き上げられた本には、若者にとっても生きるヒントとなる言葉がちりばめられていました。本に感銘を受けた編集部は、師匠に「愛されキャラ」になるためのインタビューを依頼。大喜利みたいにとぼけられたらどうしよう…という我々の不安をよそに、師匠は自ら考えた数々の「愛されるための作戦」を語ってくれました。実はとっても知略家な師匠の「愛されキャラになる方法」を、どうぞお楽しみください。〈聞き手=いぬいはやと〉
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