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国の借金について(その2)

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2020年6月30日日本の経済が現在なんとか今の状態で踏みとどまっているのは(1人あたりGDP世界ランク26位)、最後の砦の自動車産業の頑張りと、国が借金をして市場と国民にお金をバラまいて来たからだと思います。累積政務債務は1100兆円で、GDP比237%、世界ワーストNo1です。日本に次いで債務が多いのはギリシャで、GDP比185%です。ギリシャは2010年にデフォルトになりかけて、欧州経済危機を引き起こしました。歴代のギリシャ政府が隠していた累積債務の総額が暴露されたのが発端です。結局EUとIMFの支援を受けてデフォルトは回避されました。財政健全化のために、年金カットや増税などの緊縮財政を実施し、国民生活は悲惨になりましたが、国の単年度の財政は黒字となり、現在も真面目に借金を返済しています。ギリシャに次いで債務が多いのはベネズエラで、GDP比182%です。原油埋蔵量がサウジアラビアを超えて世界最大と言われ、かつては南米の中では豊かな国でしたが、1999年に就任したチャベス前大統領とマドゥロ現大統領の独裁政治と悪政により経済が破綻しました。268万%という途方もないハイパーインフレとなり、自国通貨は紙切れになりました。国民は飢え、犯罪は頻発し、人口の1割の400万人が国外へ逃げました。日本の経済に話を戻すと、政府債務1100兆円の半分の550兆円の債権(国債)を持っているのは、通

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