JR東日本スタートアップとエネフォレストは6月24日、JR東日本が現在進めているJR渋谷駅改良工事の各工事事務所において、紫外線照射装置「エアロシールド」導入の5月開始を発表した。2018年度にJR東日本の施設内における空気環境の可視化、紫外線照射装置「エアロシールド」による空気環境対策の実証実験(トライアル)実施を受けたもの。
エアロシールドは、紫外線の中でも最も効果が高いとされるUV-Cを室内上部に照射し、自然対流により空気を循環させることで、人がいる空間でも24時間365日安心・安全に空気環境対策を行える製品。紫外線殺菌照射(UVGI)はCDC(米国疾病対策センター)発行の「医療機関における結核菌の伝播予防のためのガイドライン」でも空気感染対策にも有効な空気清浄法として推奨されている。
2018年度開催の「JR東日本スタートアッププログラム 2018」においてエネフォレストが採択され、2018年12月〜2019年2月の間にJR大宮駅(ベビー休憩室・待合室)、JR南越谷駅(みどりの窓口、出札)においてエアロシールドを設置。空気環境対策の実証実験を行った。
この実証実験では、エアロシールドの設置および浮遊菌検査を実施し、空気環境対策前後での浮遊菌量の変化を比較した。装置の稼働により、JR大宮駅では90.48%、JR南越谷駅では90.41%の浮遊菌が減少する結果となったという。
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