Nicole Poindexter(ニコール・ポインデクスター)氏がエネルギー効率にフォーカスしたスタートアップであるOpowerを、同社が上場してから数カ月後に辞めたとき、彼女にはまだ次の構想がなかった。
2014年当時の米国では、再生可能エネルギーの運動はまだ反対勢力が強かった。しかし同氏には、再生可能エネルギーの恩恵をアフリカに持ち込む機会だと考えていた。
「100%再生可能エネルギーだけのグリッド(送電網)を作ることは、当時の米国では解決可能な問題ではなかった。しかしアフリカに目を向けると、グリッドという資産はあまりないと聞いたので、このアイデアを試してみることができるかもしれないと思いました。市場調査をしてみると、電気のない生活がどういうものかを知り、人間のそんな状態は受け入れられないため自分で何かやってみようと考えた」と同氏はいう。
そして同氏は、SunEdisonの開発エンジニアで役員だったJoe Philip(ジョー・フィリップ)氏との知己を得て、2人でEnergicityを創業し、アフリカのいわゆるオフグリッド(大手電力会社の電力網に繋がっていない自給自足の電力網)のコミュニティに再生可能エネルギーのマイクログリッド(小規模な送電網)を作ろうと志した。
「彼は常に、太陽光発電を導入するための正しい方法はオフグリッドで行うことだと考えていた」と共同創業者についてポイ
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