希代の起業家が語る、スタートアップが東証1部上場を果たすまで
国内電通グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させると期待されているのが、CARTA HOLDINGS(以下、CARTA)です。同社の会長には、広告事業からメディア運営まで幅広く手掛けるVOYAGE GROUP創業者・CEOの宇佐美進典氏が就任しました。
本連載では、新たに国内電通グループに加わったCARTAってどんな会社?宇佐美さんってどんな人?という疑問に答えるべく、宇佐美氏にインタビュー。
後編となる今回は、宇佐美氏が実現してきた数々の新規事業開発の極意と、会社を上場させるための思考を中心に聞きました。
<目次>
▼技術部門を「内製化」する最大のメリットとは?
▼どのようにして次々と強力な新規事業を生み出す組織になったのか?
▼キャリアの岐路で選ぶべきは「より大変だけど面白そうな道」
マザーズから東証1部に鞍替えした際の社内集合写真。創業15年での快挙だった。
技術部門を「内製化」する最大のメリットとは?
―前回は宇佐美さん率いるアクシブドットコム、後のVOYAGE GROUPが、2001年にサイバーエージェントの連結子会社になった話を聞きました。2005年からは宇佐美さん自身が役員としてサイバーエージェントの経営にも関わるようになったのですね。
宇佐美:
コメント