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withコロナを乗り切る策は「マルチチャネルの強みの発揮」、ファンケルの2020年度戦略


通販、店舗販売、流通(卸)、海外などマルチチャネルで商品を販売しているファンケル。2020年3月期の連結売上高は、前期比3.5%増の1268億1000万円だった。

業績予想の前提(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
2020年度(2021年3月期)はマルチチャネルの特徴を生かし、通販を戦略チャネルと位置付ける。店舗の顧客を通販に誘導する機会と捉え、売上高は前期比0.1%増の1270億円を計画する。
店舗は4月下旬からほぼ全店が休業。一方、4月の通販売上高は前期比で2割伸長し、4月の通販売上高は過去最高を計上した。今年度は新型コロナの影響で店舗売上は前期比で79億円減少すると予想。基礎スキンケアを中心に、店舗の売上減少を通販でカバーしていく計画だ。

ファンケルの特徴(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
コロナ禍における逆境をチャンスと捉え、環境の変化を想定して新たな手を打つ。通販チャネルによる売上高が4割を占める特徴を生かし、2020年春は店舗会員アプリを利用してECサイトを案内。6月末まで送料無料キャンペーンを展開し、すべての店舗顧客に通販カタログを配布する。
通販を利用する機会を創出し、店舗と通販を相互利用する顧客を増やしていく。

通販の直近施策(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
化粧品・健康食品ともに、当初計画にはなかった

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