NASA(米航空宇宙局)とSpaceX(スペースエックス)は、2010年の商業乗員輸送プログラム開始以来、両社が準備を続けてきた瞬間に限りなく迫っている。SpaceXのFalcon 9(ファルコン・ナイン)ロケットおよび宇宙船Crew Dragon(クルードラゴン)は、NASAのDoug Hurley(ダグ・ハーレー)、Bob Behnken(ボブ・ベンケン)両宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーションへの旅に飛び立つ準備を完了し、米国時間5月25日にNASAとSpaceXは、最終飛行準備完了確認審査を終えたことを発表した。これは、打ち上げに向けてすべての準備が整ったことを意味している。
NASAの商業乗員輸送プログラムのマネージャーであるKathy Leuders(キャシー・ロイダーズ)氏は25日の記者会見で、現時点までの打ち上げ前確認作業は、Falcon9の地上燃焼テスト、ハーレー、ベンケン両宇宙飛行士がロケットに固定される打ち上げ前最終リハーサルを含め、すべて滞りなく終了したと語った。
SpaceXとNASAにとって唯一残る大きな課題は天候であり、東部標準時間5月27日16時33分に予定されている打ち上げの実施可能性は現在約40%にすぎないが、25日の会見で当局者は,現在の気候は上向きだと話している。
SpaceXとNASAは現在から27日までの天候に細心の注意を払うことになる。
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