今週は民間宇宙企業関連で過去最大の週となりそうだ。特に重要なイベントはヴァージン・グループの宇宙企業であるVirgin Orbitのロケット空中発射とSpaceXの有人カプセル打ち上げだ。
Virgin Orbitがいよいよ実際に衛星を軌道に乗せた民間宇宙企業というエリートクラブに加入しようとしている。今週予定されているテストは実際に747旅客機を改造した母機に吊り下げたロケットを空中発射することを予定している。一方、SpaceXは有人のCrew Dragon宇宙カプセルを打ち上げる。これによって米国はスペースシャトルの退役後失われていた有人宇宙往還機能を獲得する。またFalcon 9は「有人宇宙飛行可能システム」と格付けされる。
Virgin Orbitがいよいよ最初の衛星実現を目指す
Virgin Orbiは当初、この5月24日に最初の衛星打上実験を行う予定だったが飛行前のチェックでセンサーに不具合が発見されて延期された。
非常に慎重なチェックが行われるのは、テストがこの上なく重大なマイルストーンを達成することになるからだ。成功すればVirgin Orbitは現役の「衛星打ち上げ企業」に認定される。この資格を主張できる企業は世界でも数えるほどしかない。
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