米国南東部にあるアトランタの郊外でのシェアリング電動スクーターの確保や回収は、およそ2700km離れたメキシコシティーから遠隔操作で行われている。
アトランタ郊外の都市Peachtree Corner(ピーチツリー・コーナーズ)では、今週からサービスが開始されるアプリを使って、遠隔操作のスタートアップTortoise(トータス)の技術を搭載したGo X(ゴーエックス)の電動スクーターを呼べるようになる。Go Xが開発した「Apollo」(アポロ)アプリを使えば、電動スクーターは利用者が乗りたい場所まで自動的に走ってきてくれる。目的地に到着したら、電動スクーターは安全な駐車所まで自分で帰っていく。そこでGo Xのスタッフは、スクーターを充電・消毒し、適切に消毒されたことを証明するステッカーを貼る。
しかしこの電動スクーターは、本当の意味での自動運転車ではない。Tortoiseのオペレーターが遠隔操縦しているのだ。Tortoiseのオペレーティングシステムと、スクーターに追加された特別な装置、例えば簡単に操縦できるように取り付けられた補助輪などによって可能になる。
この取り組みは、Go XとTortoise、そして地元の技術インキュベーターのCuriosity Labs(キュリオシティー・ラブズ)が共同で実施する6カ月間の試験運用で、米国の公道を初めて走行できる遠隔操作電動スクーターと
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