(承前)本相談を検討する際の考慮すべき法律上の問題点2:債務株式化の具体的手法債務株式化は、「大手企業の再建の際に金融機関の支援策として使われるような大規模で難しい手法」として考えられてきましたが、新しい会社法施行に伴い、簡単に実施できるようになりました。最近では、中小企業においても、金融機関や取引先に対してバランスシートの見栄えをよくするための財務改善の手法としてよく用いられます。債務株式化の手法、債権者が債権を元手として出資して増資する手続になります。武藤さんに対する未払役員報酬が1000万円になっていたとします。会社がこの1000万円を社長に返済し、他方、武藤さんは返してもらった1000万円で会社の株式を買います。現金がいってかえっての話になるので、実際には、お金を一切動かさずに処理をする。この結果、会社としては借金が減り、資本が増え、自己資本比率が改善する。簡単に言うと、こういう話になります。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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