(承前)本相談を検討する際の考慮すべき法律上の問題点1:債務株式化会社のバランスシートをみると、右側(貸方)には、上段に負債、下段に資本の項目が並んでいます。法律的にみると、負債は返さなければならない借金で、資本は返さなくてもいい出資金ということで、顕著な違いがあります。しかしながら、「会社の運転資金の調達先はどこか」という観察においては、負債であれ、資本であれ、調達先が債権者か株主かというだけであり、どちらも似たようなもの、ということになります。今から10年前ほどから、負債でクビが回らなくなりはじめた企業や、負債が大きくなり過ぎて資本とのバランスが悪くなった企業において、負債を資本に振り替えることにより、企業再建に活用したり、企業が健全にみえるようなお化粧直しの方法として、債務株式化という手法が検討されはじめました。債務(デット)を株式(エクィティ)に交換する(スワップ)という意味で、デット・エクィティ・スワップとかDES(デス)なんて言い方をされますが、武藤さんが想像するような口に出して言えないような恥ずかしい類のものではありません。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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