Facebookは、仕事が原因で精神疾患になった現在と過去のコンテンツモデレーターに5200万ドル(約56億円)の補償金を支払うことで原則合意した。
The Vergeの米国時間5月12日の記事によると、この和解はこのソーシャルメディアプラットホーム上でコンテンツの調整に関わっていた間に、うつ病や薬物アルコール等依存症などの精神疾患に罹患した1万1000名あまりのコンテンツモデレーターを対象とする。
実は、この調査の契機となったのがThe Vergeだ。同メディアのシリコンバレー担当エディターであるCasey Newton(ケイシー・ニュートン)氏が、Facebookのコンテンツモデレーターはアウトソーシングの大手のCognizantによりフェニックスやタンパで雇われ、ヘイトスピーチや殺人、自殺などの凄惨なコンテンツにさらされていると報じた。
Facebookは数千人のコンテンツモデレーターを雇って、大量のポストや画像など同サイトに投稿されるコンテンツをふるいにかけている。ほかのユーザーがルール違反の懸念のあるコンテンツを知らせてきたら、それをコンテンツモデレーターがレビューして採否を決めることが多い。
以前コンテンツモデレーターだったSelena Scola(セレーナ・スコラ)氏によると、彼女は心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり、Facebookを訴えて現在と過去のモデレー
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