SpaceXが初の有人飛行での打ち上げ中脱出テストのビデオを公開
SpaceXは、人間を乗せる最初の宇宙船、Commercial Crew Demo-2ミッション(DM-2)を打ち上げる準備を整えている。5月27日にフロリダから発射する予定のフライトの前には、まだ仕上げなければならないことがいくつか残っている。その中には、米国時間4月30日に行われた最終的なパラシュートシステムのテストもあった。同社は、直近の無人のCrew Dragonの打ち上げの様子を要約したビデオを公開した。今年の1月19日の打ち上げで、飛行中の脱出の予行演習を撮影したもの。
このビデオは、今回のテストの進行状況を映し出している。実際に搭乗することになる宇宙飛行士のBob Behnken(ボブ・ベンケン)氏とDoug Hurley(ダグ・ハーリー)氏が、管制センターで飛行の様子を見守る姿も捉えている。Crew Dragonは、SpaceXのFalcon 9ロケットに取り付けて打ち上げられた。打ち上げの初期段階で緊急切り離しが発生し、爆発が起こってロケットは火だるまとなる。もちろん意図的なものだ。その後カプセル自体はパラシュートで安全に海まで降下し、SpaceXの船に回収される。
これは、安全装備として設計された重要なシステムのデモンストレーションだ。打ち上げ時にロケットが重大な不具合を起こしながら、すでに離陸してしまったという、万が一の場合にのみ発動される。このシステムは、
コメント