米国カリフォルニア州が州全域のロックダウンを発表したとき、Tony Martens(トニー・マーチンズ)氏とMaurits van de Ven(マウリッツ・バン・デ・ヴェン)氏はオランダ・アムステルダムに帰えらずに同州にとどまることを決めた。
そして、Plantible創業者である彼らは、トレーラー2台を運び込んで同社の本部で生活し始めた。本部とはサンディエゴにある広さ2エーカー(約8100平方m)のアオウキクサ(アヒルなどの餌になる植物)の農場だ。
Plantibleは、植物由来のタンパク成分を抽出するために小さな水草であるアオウキクサを使う。このタンパク成分で食品会社が動物ベースのプロダクトを植物ベースのものに変えることができるようになる。ベーキング商品やプロテイン粉末を作ったりする企業、製造過程で卵白をたくさん使う企業にとっては魅力的な選択肢となるはずだ。
Plantibleは乳清や乳製品タンパク質の代替品販売に取り組んでいて、米食品医薬品局(FDA)の承認取得作業の最中だ。「自然の中にあるもので人間が必要とする食材を十分に供給できると我々はかたく信じている」とマーチンズ氏はオフィスとなっているトレーラーで話した。
Plantibleはこのほど企業といくつかの実験を行った。そして「Plantibleはベーキング食材会社や植物ベース肉の販売会社とアオウキクサの抽出物が代替品に
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