「これが私の生きる道！」

フリーランスで働く方、自ら起業した方など33名の女性が、今の仕事に至るまでのいきさつや、現在の仕事のスタイル、今後の展望を語る「これが私の生きる道！」を読んでの感想です。以前読んだ「自分で「始めた」女たち」の日本版という感じもありましたが、事業の内容や今に至るまでのキャリアについてより詳しく紹介されていたこと、同じ日本で働いている人が取り上げられており、周辺の環境やライフスタイルが実感できる点で、33人のキャリアをより身近に感じられました。登場する女性たちの多くが語っていて印象的だったのが、いかに自身の事業で社会貢献していくか。最低限の売上を確保するだけしか販売しない。だけど、その分時間に余裕をもって働くことができる職場を提供することで、従業員が無理せず長期間働けるような会社にする。地域の女性を巻き込んだ商品づくりをし、作り手が見える方法で販売していくことで、お客さまだけでなく作り手にもやりがいや充実感を提供する事業にする。「儲けたい」「自分の店や作品を有名にしたい」「大ヒット商品を産みたい」というよりも、自分が興味を持つ分野で働きながら、新しいライフスタイルの提案をしたり、プライベートの時間を充実させながら働ける環境を従業員に提供したり、地域の人たちを巻き込み、地域を活性化させる事業に成長させるなど、いかに社会に貢献できるかを考えている方が非常に多く、これまでの利益を追求する企業

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