コンサルティングファームのパートナー
私はコンサルティングファームに入社した以上、少なくともパートナーを一定の期間務めることを目標にした方がいいと思っている。(これは人それぞれの価値観であり、中には数年で起業しようと考えていたり、あるいはマネージャーまではやり、その後はほかの業界に転職しようと考えている人たちもいる。それはそれで否定するべきことではないと思っている。あくまでも私個人の価値観である。)理由は本当の意味でのコンサルティングはパートナーになって初めてできるからである。マッキンゼーやベインの正式名称はMcKinsey & Company、Bain & Companyであり、よく言われる通りこのCompanyは仲間たち、という意味である。つまり創業者であるジェームズ・マッキンゼーとその仲間たち、あるいはビル・ベインとその仲間たち、という意味となるが、このCompanyはあくまでパートナーのことを指している。あくまでもファームは、その株式を保有しているパートナーたちのものであり、少し冷めた目で見ればアナリストからプリンシパルまでのノン・パートナーは「仲間ではない何か」なのである。そしてパートナーは対等であり、「偉いパートナー」「偉くないパートナー」というものは原則としては存在せず(ただしパートナーとシニアパートナーで株式の保有比率は異なるため、そこには違いはある)、XX支社長などという役職もどちらか
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