分断を生むマーケティング その① ~コロナはマーケティングによる分断を助長するか~
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マーケティングはなぜ排除を生むのか。2回に分けて、マーケターとしての私の見解を述べたい。そして、この度のコロナ19騒動は、ますます世の中に分断を生んでいくだろうと予想する。1.ここでいうマーケティングとは? 商品を売る!たくさん作る!儲ける!。マーケティングとは物が売れる仕組みづくりをすることだが、必然的にターゲットが一様化することになる。ターゲッティングなどをいやというほど重要だと聞かされたマーケターでもだ。ニッチな人への戦略は、マーケター個人は面白くても、売り上げを欲する企業ではあまり受けないものである。 そういった活動は、意図しないうちに消費者像の画一化につながり、TVCM、ネットショップのステレオタイプ化となる。TVCMは子供二人の家族を映し、ネットショップでやっている商品はご家庭で料理をする時間がふんだんにある家庭を想定している。洗剤のCMを見比べてみたら、やってることも狙いもみな同じであることが分かるだろう。タレントが違うくらいか。一人暮らしが、週2回しか洗濯しない&いろいろなモノいっぺんに洗う、というニーズにこたえてくれる商品は出てくるだろうか。 お手軽にショップが作れる罠(楽天など)似たようなSHOP、似たような商品ばかり。似たようなキャッチ(農家のこだわりなど)ばかり。わざわざ低所得者や一人暮らしを狙ってターゲットにしない。しかしその「理想的な家庭」はもう作る
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