先週、Apple(アップル)とGoogle(グーグル)は、新型コロナウイルス陽性者との接触を確認するためのオプトイン、分散方式の追跡ツールを共同開発することを発表した。
このシステムは本人が許可した場合にのみ作動するオプトイン方式で、Bluetoothを使ってランダム化匿名化された識別子を近くの端末に送信する。ユーザーは自分の匿名化されたデータをアップロードすることが可能で、そこから他の端末に広域発信される。近くの端末との距離と滞在時間に基づき、ユーザーにはウイルスに感染した人と接触した可能性があることが告げられる(個人を特定する情報は知らされない)。
これはMITの研究者らが考案したやはりBluetoothを使って匿名で感染の可能性を他の人に知らせるシステムに似ている。MITのシステムもApple、Googleの新たな取組と同様、位置情報データの利用は回避している。
接触者追跡は一部の国々ではある程度効果が証明されており、当局が感染の中心地を見つけるのに役立っている。しかしプライバシー団体とセキュリティー専門家は、ウイルス感染拡大と戦う個人の権利がプライバシーに優先されることに懸念を抱いている。AppleとGoogleは、このサービスはプライバシーを重視していると言っている。同システムは位置情報データを使わず、乱数化された識別子は15分毎に変更されて追跡を防いでおり、収集された
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