【MiXER Report】New! “ブランド創造論” ~強いブランドがファンを生み、市場を動かすまで~
あらゆるマーケターにとって、『ブランドを創ること』は一つの至上命題ともいえる。MiXERではレッドブル・ジャパン元CMOであり、一般社団法人渋谷未来デザインの長田新子氏と、世界中の賞レースを席捲するクラフトチョコレート“Minimal”を運営する株式会社βace CEO 山下貴嗣氏、そしてモデレーターとして株式会社サンリオ チーフデジタルオフィサー 田口歩氏が登壇。世の中に新しい文化を作りだす『ブランド』を生み広げるナレッジに迫った。
ブランドの立ち上げ
「ミッションファーストがMinimalのブランディング」~山下氏~
山下氏がブランディングにおいて最も大切にしているのはミッションであるという。
「ブランドとは世の中にメッセージを発信していく触媒です。したがって、自分たちのブランドを通して何を成し遂げたいかが重要です。私たちは社内外で、2100年の話をよくします。もちろんその時に生きているかわかりませんが、意思を残していきたいし、私たちが作ったカテゴリーが文化になることを一番大事にしています。」(山下氏)
『チョコレートを、新しくする』。これがMinimalの掲げるミッションだ。
現在のチョコレート市場は100円ほどの「価格で選ぶお菓子」と、ピエール・エルメやジャン=ポール・エヴァンのような「高級ブランド」に二分される。Minimalはこの市場に『嗜好品としてのクラ
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