【MiXER Report】“次の顧客体験の創造へ” データの力でスタジアムを満員にする~横浜DeNAベイスターズ × FC東京の“すごい”データマーケティングの裏側にせまる~
2020年の東京オリンピックに向けて盛り上がるスポーツ業界。エンターテイメント、ビジネス両面においてデータやデジタルの活用の必要性が叫ばれている。日本プロ野球、Jリーグにおいてデジタル活用を先進的に進め、チーム成績のみならず業績も伸ばし続けている横浜DeNAベイスターズとFC東京。両社の成功の裏側には、データを元にした徹底的な顧客理解と、「また来たい」と思われるコンテンツや演出の数々がある。MiXER2日目のセッションには、東京フットボールクラブ株式会社(FC東京) マネジメントダイレクター 兼 マーケティング統括部長の川崎渉氏、株式会社横浜DeNAベイスターズ ブランド統括本部 本部長 林 裕幸氏、モデレーターに株式会社Jリーグデジタル コミュニケーション戦略部 部長 杉本渉氏が登壇。プロスポーツ業界におけるトップランナーである2社が編み出した、データ×コンテンツによる「最強の顧客体験」を生み出す方法に迫った。
FC東京
既存客の活性化に下支えされた観客動員数
いかに会場を満席にするか。FC東京は味の素スタジアムを本拠地として、2019年は創設以来初めて平均観客動員数3万人を超えている。
「スポーツマーケティングにおいて観客動員数を増やした、という場合、一般的には『新規顧客獲得』に焦点があたりやすいです。しかし、今季のFC東京の場合、既存のお客様の来場が増えたことが動員
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