一般社団法人Next Commons Lab(NCL)は3月30日、「Way-Way」プロジェクトを発表した。第1弾として、福島県の浜通りに位置する南相馬市の小高駅でプロジェクトをスタートさせ、実証実験に参画するコーディネーターを募集する。
Way-Wayは、NCLとJR東日本グループのCVCであるJR東日本スタートアップがタッグを組んで進めるプロジェクト。地域の課題を解決する人材を育成するとともに、旅をしながら地域で仕事ができるインフラや環境を構築していくのが狙いだ。
具体的には、現在は無人駅のJR東日本・小高(おだか)駅の駅舎をコミュニティの場として活用するほか、公募したコーディネーターが民間駅長を兼務。コーディネーターは、駅舎の管理や改札などの駅務をJR東日本から受託しつつ、地域に根ざした産業の発見・発掘をサポートする人材となる。なお、受託した駅務に対してコーディネーターはJR東日本から業務委託費が支払われる。これがコーディネーターの基礎的な給与となる仕組みだ。
NCLでは数年前から南相馬市に拠点を築いており、すでにNCL主導の4つの町おこしプロジェクトが進行中。これに加えてWay-Wayプロジェクトを始動させることで、都市部からの人材流入を狙う。詳細は未定だが、南相馬市への移動コストの削減を目的とした新制度の導入も検討しているという。
Way-Wayプロ
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