Y Combinatorの今回のクラスは、中途半端に終わってしまった。アクセラレーターのバーチャルデモデーの真っ最中に、新型コロナウイルスの影響が世界中に及んだからだ。クラスに参加していたスタートアップはパンデミックの時期に船出することになるとは予想していなかったと思われるが、この新しい環境で他社よりも成功に一歩近い会社もあるようだ。
参考記事
・新型コロナ対策でY Combinatorもデモデーをオンライン化
・Y Combinatorがデモデーを3月16日に1週間前倒し、ビデオプレゼンはなしに
ここ数週間、筆者はこのクラスに参加していたあるスタートアップのツールを試用していた。Motionという無料のChromeプラグインで、仕事のプラスにならないと思われるサイトを見ないようにするためのものだ。最初は便利なツールだなという程度だった。しかし在宅で延々、常に、永遠に仕事をする生活になってからは、仕事でブラウズするサイトと夕方6時以降に暇つぶしに見るサイトを分けるありがたいツールになった。
訪れたくないウェブサイトをブロックするプラグインは、革命的ではない。そのようなプラグインは、すでにたくさんある。しかし、どのソフトウェアでもそうだが、ユーザーエクスペリエンスの進歩が大きな差になることがある。Motionを差別化しているのはプロダクトの根底にある行動科学で、ブラックリストとホワイ
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