EC事業からの撤退という選択肢――米アパレル企業が実店舗にリソースを再投入する理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
ディスカウントの小売チェーン「Burlington Stores」は最近、自社のEC事業から撤退すると発表しました。金融市場向けに情報を提供しているSeeking Alpha社によると、Burlington Stores最高経営責任者(CEO)であるマイケル・オサリバン氏は3月5日、オンライン販売売上は全体の売上高の0.5%にすぎないと、投資家たちに伝えていました。
コスト高を理由に全体売上高の0.5%のECを閉鎖
eコマース事業は、「品ぞろえ、注文処理、配送、返品コストを計算すると、投資を続けるにはコストが高すぎる」とオサリバン氏は言います。Burlingtonが取り扱う商品の平均価格が12ドルであることを考えると、この傾向は特に顕著になるそうです。
Burlingtonの広報担当者は『Digital Commerce360』に対し、ECサイトを「ブランドへのエンゲージメントを高め、店舗へのトラフィックを促進すると同時に、拡大する小売店舗への投資を継続する」ための、マーケティングツールに変えていく計画だと述べました。
ECのリソースは売上高の年平均成長率8%の店舗事業に投入
Burlingtonは、今までEC事業に注ぎ込んだリソースを、店舗の成長を促進するために使う予定です。
Burlingtonの店舗数は現在、わずか720店舗。店舗売上を伸ばす余地が十分にあ
コメント