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クリエイティビティーの行く末とは? 〜白土謙二、提言する〜

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(編集部注:本コラムは、2019年8月5日に電通第3CRプランニング局で実施された白土氏の講演を再編集したものです)

 

我々はいま、クリエイティビティーとはなにか?ということを見失いかけている

4回にわたって「クリエイティビティーの過去、現在、そして未来」というテーマでお話ししてきましたが、クリエイティビティーの源は、一言でいうなら、「想像力」(imagination)だと思います。 

「想像力」(imagination)とは、なにか?もう、お分かりですよね。疑うこと。思いめぐらすこと。考えること、思いつくこと。トライすること、そして、実現することです。

製造現場の人と会う。何に困っているか聞く。経営者と会う。何に困っているかを尋ねる。「想像力」を無限に働かせながら、相手のことを知る。相手の懐に飛び込む。そうしたことから、みんな、逃げている気がする。

それが、今回の連載コラムで、私が一番お伝えしたかったことなんです。

ビジネスに成功事例はいくらでもあるけど、100%成功が約束されたケーススタディーなどというものは、どこにもない。だから、違うジャンルの人と会う。知らない本を読む。そして、想像力を膨らませていく。

ちょっと過激な言い方になりますが、電通、あるいはこの業界は、もはや周回遅れになってき

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