幽霊は、いる。
10代の頃、しょっちゅう金縛りに遭っていた。ある晩も金縛りに苦しめられて、やっとこさ体が自由になったため、すかさずインスタントカメラで部屋の様子を撮影したことがある。
何度シャッターを押そうとしてもビクともせず、それでも夢中で連打したらようやく「カシャ」と音が出た。ところが、出てきたフィルムはいくら時間が経っても真っ白いまま。フィルム1枚を無駄にしてバカバカしくなり、ふと「今何時じゃ」と時計を見たら、8月13日になったばかりだった。
幽霊はきっといるんだろう。僕はそう信じて暮らしているんだけど、世の中にはいる、いない以前に、ガッツリ見てしまったという人もいるようだ。そんな人たちの話って結構面白い。(文:松本ミゾレ)
角部屋に住むにぎやかな家族連れ 回覧板を回しに行くと……
Source: キャリコネ
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