ジョン・メイナード・ケインズ著『雇用・利子および貨幣の一般理論』における新解釈……

ジョン・メイナード・ケインズの著書『雇用・利子および貨幣の一般理論』が1936年二月に出版されてから今年（2020年）で84年目を迎えた。以下において自分が行う記述の論点とは、出版されてから84年目を迎えた現在においても『一般理論』が正しく解釈されていないというものである。自分自身が以下において『一般理論』における新解釈の論述を行うのは、日本以外の場所で『一般理論』に対する正しい解釈が発表される時がやってくることを見越してのものである。以下において自分が論じる新解釈としてのケインズ理論を同じ解釈の下で展開する経済学者が海外において必ず現れるはずである。自分は既にその解釈を展開していたことをここに残すことに価値を感じる者である。自分はケインズという人間の中にセンスの良さを感じ、ケインズ自身の研究に魅力を感じた。それを以下において心血を注いだ新解釈の研究として論じてみようと思う ケインズが自身の著書のタイトル『雇用・利子および貨幣の一般理論』において、「一般理論」という語を用いた理由とは、自身の経済分析が普遍的分析性を意味していることに自信を持っていたからである。ケインズが『一般理論』において展開した「経済分析の仕方」に関する論述が普遍的分析性の上に築かれていたことを以下において証明しようと思う。それは、ケインズ自身の経済学観が不況下におけるものだけではないことの証明である不況下限定の

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