YesかNoの思考で、世界は変わらない。時代はあたらしい「書く」「読む」力を求めている
時間も場所も問わず、あらゆる情報に瞬時にアクセスできるインターネット。スマホ社会になった今、我々がインターネットに触れない日はありません。ただ、評論家の宇野常寛さんは著書『遅いインターネット』のなかで、インターネットに「行き詰まりを感じている」と書いています。その原因は、瞬時に情報をキャッチ・発信できる「速さ」にこそあるのだとか。今回は、同書より、現代のインターネット社会に対する問題意識、そして、それを打開するために宇野さんが提唱する「遅いインターネット計画」の一部をお届けします。遅いインターネットhttps://www.amazon.co.jp/dp/B0847LF6Z1/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&linkCode=ll1&tag=r2506-22&linkId=339b12728cd50448d8ae90ed05c58223&language=ja_JPスロージャーナリズムと「遅いインターネット」近年は国内にも紹介されることが多くなったが、欧米を中心にスロージャーナリズムと呼ばれる運動が注目を集めている。具体的には現代の「速い」インターネットで量産される単純化された議論やフェイクニュースに対する反省として、時間をかけた調査報道を前提とした良質な情報発信を行うインターネットメディアが勃興しているのだ。これらのスロージャーナリズ
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