最近発見されたマルウェアは、ハッカーが別のハッカーを攻撃するのに使われ、ターゲットがよく使っているハッキングツールに感染して、それらを改造しているらしい。
CybereasonのAmit Serper(アミット・サーパー)氏の発見によると、ここ数年におよぶマルウェアの攻撃において、犯人は既存のハッキングツールを乗っ取り、強力なリモートアクセス用トロイの木馬を注入しているという。それらのツールを開くと、ハッカーはターゲットとコンピューターのどこにでも自由にアクセスできるようになる。被害に遭うハッキングツールの一部は、データベースからデータを抜き取ってクラックしたり、プロダクトキー生成ツールで、試用段階のソフトウェアのフルバージョンをアンロックしたりする。
サーパー氏によると、犯人たちはマルウェアで改造したツールをハッキングのフォーラムにポストし、他のハッカーを釣ろうとしているという。
しかしサーパー氏がTechCrunchに語ったところによると、それはハッカーが他のハッカーをターゲットするという単純な話ではない。彼らが明らかに犯意を抱いて改造したツールは、ハッカーのシステムにだけバックドアを開いているのではなく、そのハッカーがすでに侵入したすべてのシステムにも侵入している。
「ハッカーが、あなたやあなたの会社をターゲットにしてこれらのトロイの木馬使っているのであれば、そのハッカーをハ
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