楽天ユニオンの声が総意ではない――送料込みライン施策巡り有力店らが「楽天市場出店者 友の会」発足へ
「楽天市場」内の有力店舗約100社が参加する「楽天市場出店者 友の会」の設立準備委員会が発足した。設立準備委員会のメンバーは、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店、成長を遂げてきた店舗がほかの出店者にノウハウを共有する場「楽天ネーションズ」で指導などを行う有力店舗が中心。
会の目的は、「出店店舗経営者と楽天・三木谷浩史社長や楽天経営陣がEC業界の将来展望などを忌憚なく話し合うことで、楽天市場をユーザーにとってより満足度の高いサービスに進化させていくこと」。
「楽天市場」での買い物時にユーザーが3980円(税込)以上購入した場合の送料に関し購入者負担を0円として事業者が送料を負担する「送料込みライン」統一施策について、楽天に対して公正取引委員会が調査に入ったり、楽天へ施策停止を求める緊急停止命令を東京地方裁判所に申し立てている。
こうした公取委の動きに加え、「送料込みライン」統一施策を行う楽天へのネガティブ報道が増えていることなどから、「楽天と公正取引委員会との動きに店舗が不在であることに危機感」を覚えたとし、設立の背景を説明した。
設立準備委員会のメンバーは「楽天ユニオンの声が総意ではない」「(反対の声をあげる)一部店舗の声が大きくなって楽天のバリューが下がっていることに出店者全員が危惧している。楽天のバリューを楽天と出店者であげていくことが重要」と話した。
また、現状
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