引き続きハコ企業について。法と社会規範を守るために(目的はそれだけではないですが)、上場企業にはガバナンスの徹底が求められます。社外取締役と監査役は、特に重要な役割を担います。有価証券報告書などに名前と経歴が記載されるため、ハコ企業のそれらに就任することは、相当なリピテーションリスクを負うことになります。ハコ企業系士業、というタグが付いてしまい、”界隈の人”、と経済社会から認識されてしまう。ただし、ハコ企業系社外役員を調べてみると、いわゆる名前の知られた界隈の人はほんの一部で、多くは1人で開業している年配の会計士や税理士です。とても素敵な笑顔で事務所webなどに掲載されています。経歴は、大手金融機関や、申告や記帳代行を主業務とする一般税理士事務所出身。想像するに、上場前から申告をお願いしていたか、もしくはネットから検索して声をかけたかして、上場企業の役員になってもらえないかと誘い、それを喜々として受諾したのではないかと想像します。悪い経営株主(支配株主及び経営者グループ)にとって、社外役員は目の上のたんこぶ、法で求められるので仕方なく設置しているものの、自由に会社へ影響力を行使するためには邪魔な存在です。同じ穴の悪い人間ではなく、善良で無知な士業は、都合良い駒なのではないかと観察しています。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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