ロケットの製造は、Relativity Space (レラティビティー・スペース)のように一から3Dプリントするにしても、大仕事だ。このロケット打ち上げスタートアップは、ロケットの組み立てには手狭になった最初のオフィスから卒業して、カリフォルニア州ロングビーチの広大なスペースに移転する。同社はそこで、プロトタイピングから最初の打ち上げまでを行う予定だ。
私たちが先日Relativityを訪れたときは、まだ以前の本社ビルだった。大きなものを製造する工場のイメージに違わず、雑然とした感じだった(金属の破片がそこらじゅうに転がっている)。しかし駐車場の他に、それを組み立てられそうな広い場所は見あたらない。それとはつまりロケットだ。
なので、共同創設者でCEOのTim Ellis(ティム・エリス)氏から、ロングビーチのがらんとした倉庫のような巨大な建物への移転準備を始めたところだと聞かされたときも、驚きはしなかった。
Relativity RocketのCEO、Tim Ellis(ティム・エリス)氏。新本社ビルに喜びを隠せない様子。
「大きな一歩です」とエリス氏はTechCrunchに話した。「実際、完全に3Dプリンターで製造する世界初の工場です。新しい工場は、第1段と第2段、そしてフェアリングを同時にプリントできるだけの十分なスペースがあります。天井までの高さは12メートル。今の工場の2
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