英国はプロセッサーを得意としてきた歴史がある。しかしグローバルのチップマーケットはこのところ変動が激しい。そして米国時間2月25日、今後状況が厳しくなるかもしれない中で投資家がいかに次世代のチップ製造に賭けているかを強調するような大きなニュースが飛び込んできた。AIアプリケーション向けのプロセッサーをデザインするブリストル拠点のスタートアップGraphcoreは、R&Dと顧客開拓のために1億5000万ドル(約165億円)を調達したと発表した。この調達により、バリュエーションは19億5000万ドル(約2150億円)となる。
Graphcoreの累計調達額は4億5000万ドル(約495億円)で現金準備額は3億ドル(約330億円)だ。過去数カ月、チップ製造マーケットでみられる停滞、そして新型コロナウイルス感染拡大のために製造の鈍化がさらに進むするかもしれないことを考えた時、これは貴重な情報だ。
今回の資金調達はシリーズDの追加拡張投資で、同社のトータルバリュエーションは19億5000万ドルになった(参考までに、2018年12月の元のシリーズDでのバリュエーションは17億ドル(約1870億円)だった)。本ラウンドには新規投資家としてBaillie Gifford、Mayfair Equity Partners、M&G Investmentsが、既存投資家の中からMerian
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