スパイウェアは、被害者のスマートフォンの「すべてを監視する」ために作られ、知らない間に無数にインストールされている。
KidsGuard(キッズガード)というアプリは、指定したデバイスの現在位置、テキストメッセージ、ブラウザーの履歴、そのデバイス、動画、アプリの利用状況、通話内容の録音など「あらゆる情報にアクセスできる」とうたっている。だが、サーバーの設定に誤りがあり、被害者がインストールしたこのアプリからサーバーに送られた個人データがインターネット上に漏れ出してしまった。
近年、このような消費者向けのスパイウェア(いわゆる「ストーカーウェア」)が、一般にこっそりと相手の同意なく行われる監視行為の容認や状態化を招いていないかが調査されるようになってきた。ストーカーウェアの多くは、親が子どもの行動を監視するためのアプリとして販売されているのだが、配偶者をスパイするという別の目的に使われることも多い。それがきっかけとなり、プライバシー擁護団体やセキュリティー企業が、ストーカーウェアの特定を容易にするための協力を始めている。
KidsGuardもその対象だ。これを開発したClevGuard(クレブガード)は、そのストーカーウェアは子どもの安全を守るために「見えないかたち」で機能すると宣伝しているが、「配偶者の浮気の暴露や従業員の監視」にも使える。
だが今回のようなセキュリティーの不備が、
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