大学時代、経済学の授業で非常に印象に残った言葉として「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」がある。語感にインパクトがあるのと同時に、内容としても示唆に富む。合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロの世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを言っている。例えば、景気が悪化すると、家計は節約を進める行動をとる。家計(ミクロ)の当たり前の行動である節約が、社会全体(マクロ)では消費の低迷を招き、企業の生産活動の低下、ひいては社員の給与の引き下げなどに波及。これによって景気がさらに悪化するという流れになる。この合成の誤謬を解決ないしは緩和させるのが政府の役割であり、財政出動などの方法で企業の生産活動を下支えするということになる。紹介会社に対する相談者の不満続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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