米国ロサンゼルスに本拠地を置くマインドフルネスと瞑想の事業を展開しているHeadspace(ヘッドスペース)は、のメンタルウェルネス界のリーダーの座をめぐるCalm(カーム)との競争が膠着状態となり、ポールポジションを奪おうと新たな資金調達に出た。
同社は、多数の投資家からエクイティー(第三者割当増資)とデット(融資)の形で9300万ドル(約102億円)の調達を決めた。これをもとに、マインドフルネスや瞑想の有効性に関するなんとも曖昧な主張を科学的に実証するための、複数の臨床研究を行う。臨床的に効果が実証されれば、さまざまな疾患の治療に活用でき、マインドフルネス治療に政府から補助金も受けられるようになる。さらに、同社がこれを従業員の福利厚生プログラムの有効成分として企業に売り込む際の説得力が増す。
Headspaceは、カーネギーメロン大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校、スタンフォード大学など学術界のパートナーと共同で、70もの臨床研究を行うパイプラインを強く売り込んでいた。
Headspaceへの新たな投資には、投資会社blisceを筆頭に、Waverly Capital、Times Bridge(インドのTimes Groupの投資部門)、The Chernin Group、Spectrum Equity、Advancit Capitalが参加している。この5300万ドル
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