これは6日の決算会見で三菱重工の泉澤清次社長が明らかにしました。子会社の三菱航空機が開発を進める国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット」は、ことし半ばの初号機の納入を目指して来ましたが、これを2021年度以降に延期するということです。電子機器に不具合がある可能性があるとして、設計を変更した試験機の完成が遅れたことで、機体の安全性を証明する国の審査に時間がかかるためです。延期はこれで6回目で、当初計画していた2013年から大幅に遅れることになります。ジェット旅客機の開発の遅れなどに伴って、三菱重工は去年12月までの9か月間の単体の決算で4964億円の特別損失を計上しました。泉澤社長は「スケジュールが遅れ、ご心配をおかけして申し訳なく思っている。ジェット旅客機の市場環境は堅調で日本の航空機産業にとって大きな可能性を秘めている。安全、高品質の航空機を着実に開発していきたい」と述べました。続きをみる
Source: Note 起業ニュース
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