「カスタマージャーニー」はもう古い?変化し続ける消費者ニーズに対応する方法とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
2010年代のデジタルマーケティングを定義した概念があるとすれば、それは間違いなく「カスタマージャーニー」でしょう。毎日チェックするニュースフィードから、プレゼンテーション、調査報告書、会議まで、すべてがカスタマージャーニーについて取り上げ、それを最適化する方法について議論されてきました。ですので、「カスタマージャーニー」なんてものは実は存在しないと知ったら、驚くかもしれません。
従来型カスタマージャーニーは意味を成さない?
消費者は全員、それぞれの人生の旅の途中です。好みは絶えず進化し、取り巻くトレンドに対応しています。消費者はその過程で、企業が配信するコンテンツに触れ、どう反応するかを選択し、ブランドとの間に独自の関係性を築いていくのです。
消費者が辿る道はそれぞれ異なりますし、Googleマップのように事前に地図化することもできません。各ステップの計画をいくら慎重に練っても、消費者は常に驚くような意外な道を見つけるものです。
大好きだった流行り物に突然飽きてしまうこともあれば、転職したり、子どもができたりすることもあります。そして、まったく異なる趣味を持った新しい友達を作ったりします。そうなると、慎重に考えられた「カスタマージャーニー」が、煙の中に消えていくのです。
幸いなことに、消費者が次にどこへ向かっているのかを予測して、新しい地点に到着したときに待ち伏
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