安全管理の面から、ビルやマンションに設置されているエレベーターには法令点検の義務がある。建築基準法の中では、専門技術者による保守点検(1~3ヶ月に1回)と年1回の定期検査を行うことが定められている。
そのため、エレベーターが設置されている建物のオーナーは、エレベーター管理会社との間で保守契約を交わしているのが普通で、保守点検と交換部品代がセットになったフルメンテナンス契約(月1回の点検)は、エレベーター1台あたり年間で50~60万円が相場だ。
日本国内には約66万台のエレベーターがあることから、保守市場だけで年間3,300~4,000億円の規模がある。しかも、エレベーターの保守契約は、建物が解体されるまで続くことが多く、新築時に契約を獲得できれば、安定収益が永続的に入る、特殊な商圏になっている。
Source: 起業3
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