会社はほとんどの場合、借金をした状態で経営をしています。多くの利益を出している会社でも借金があることが多いです。借金に対してのイメージが悪く「借金がある状態では会社買収をできない」と思う方もいるかもしれませんが、会社の買収や売却は、会社に負債(借金)がある状態でも行うことが可能です。
今回は、借金が多くある会社の売買についての注意点を解説します。
借金がある会社は買収・売却できる?
会社経営には設備投資や運転資金など、多額の費用が必要です。特に、新規事業に進出する際には多額の資金が必要になることが多く、会社が成長するために借金は必要なもの、だとも考えられます。
実際、多くの優良企業と呼ばれる会社が多額の借金をしています。借金がある会社でも、借金が増えた理由を明確にし、会社の経営体制と経営計画を見直してリストラや増資などを行うことで、経営改善が可能と判断されれば、買収可能と認められて売却もできるでしょう。
借金がある会社の買収・売却方法
借金がある会社における、売買の具体的な方法を記していきます。
事業譲渡で事業の一部を売却
事業譲渡は会社の事業の一部を売却することです。買収する企業側は必要な特定の事業だけを買収するので、買収元の借金を引き継ぐ必要がなく、売り手側も売却益が得られるので、その利益を借金返済にあてれば借金の圧縮につながります。
株式譲渡で経営権を渡す
多くの会社が買収
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