米国とイランの関係が急速に緊張を増している。発端となったイランのソレイマニ司令官殺害は、米国大使館攻撃計画に対する自衛措置だとトランプ大統領は主張したが、国務長官と国防長官は具体的脅威の事実を示せていない。イラクやリビア、シリアで繰り返されてきた、合理的証拠なき軍事行動と見られても仕方ない状況だ。
中東におけるアメリカのこうした行動にはどんな理由があるのか。地政学で考えるとはっきり見えてくるものがある。欧州合同軍の治安部隊長官を務め、地政学・国際戦略の専門家でもあるペトロ・バーニョスの新刊『国際社会を支配する地政学の思考法』からご紹介しよう。
Source: 現代ビジネス
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