1月17日に公表されたばかりの内閣府「中長期の経済財政試算」に、財務省の「緊縮病」が垣間見えている。政府は国・地方の基礎的財政収支(PB)を2025年度に黒字転換する目標を掲げるが、この資料では、実現がさらに厳しくなったと強調されている。試算の成長実現ケースで、2025年度のPBは3.6兆円の赤字。昨年7月時点の試算(2.3兆円の赤字)より悪化したとしているのだ。しかしそもそも、なぜPBを黒字化させなければいけないのか、目標を決めた政府もその理由がわかっているとは思えない。
Source: 現代ビジネス
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