2019年はシリコンバレーを中心に、グローバル規模でスタートアップに関する多くの変化があった。代表的なのが、ユニコーン至上主義から、社会利益追求型へのシフト。
それまでは、評価額をどれだけ高くできるかをゴールにしていたのが、どれだけ世の中に対してポジティブな影響を与えられるかにフォーカスが移り始めている。これはスタートアップ市場の寡占化 & 熟成化が進んだことが1つの理由だと考えられる。
参考: 日本からユニコーン企業を生み出すために必要な5つのポイント
2020年に予想される主なスタートアップトレンド
他にも予想されるスタートアップを取り巻くトレンドに関する主なキーワードをまずは紹介する。
エクジット至上主義から継続性
ユニコーンブームがひと段落
IoT系に再び注目が集まる
経済的価値に加えて社会的価値の重要性
B2B向けサービスの躍進
テクノロジーよりもユーザー体験
正しいチームカルチャーの重要性
金融業界の大きな改革が進む
心を豊かにするウェルネス系サービス
ノンデジタルでのブランド構築
1. エクジット至上主義から継続性
スタートアップのゴールの1つが、短時間でIPOやバイアウトなどのエクジットを達成し、一攫千金を得ること。日本国内の感覚だと、なるべく早い段階の上場を、アメリカだと、なるべく高い金額での売却を狙うことが多い。そのために、赤字での上場や、手段を選ば
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