たった1年間でどれだけのことが起きるのかを考えると、びっくりする。2019年、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)を出入り禁止にされたセックステックのスタートアップ、Lora DiCarlo(ローラ・ディカーロ)が再び出展し、2つの新しい大人のオモチャを披露することになった。それどころか、Baci(バッチ)とOnda(オンダ)というその2つの新製品は、CESのHonoree Innovation賞を受賞した。
Lora DiCarloの3つの製品には、人が触った感覚を再現するためのマイクロロボティクス技術が使われている。Osé(オセ)は複合的なオーガズムを感じさせるようデザインされているが、OndaはGスポットに特化され、Baciはクリトリスに特化されている。
今回の受賞は、CESの母体である全米家電協会(CTA)の180度の方向転換によるものだ。2019年7月、CTAはセックステックのスタートアップ企業の出展と賞のエントリーを、健康のカテゴリーで1年間だけ試験的に認める方針を発表した。それ以前に、CTAはセックステック企業であるLora DiCarloに対して大きなヘマをやらかしていた。CTAは、生物模倣とロボティクスを応用し、手を使うことなくGスポットとクリトリスを同時に刺激して、女性が複合的なオーガズムを感じられるという装置を発表した同社に与えた賞を剥奪してしま
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