米国では、自前の厨房設備を持たない、フードデリバリー、フィードトラック、通販で加工食品を販売したい等の料理人をターゲットにしたレンタルキッチン施設が増えているが、これらは単に厨房設備を貸すだけではなく、料理人の起業を多方面からサポートする施設としての方向性を目指した「キッチンインキュベーター」と呼ばれている。
不動産開発会社や行政機関向けに、新たな都市整備のコンサルティングを行っている「Econsult Solutions」が2016年に公開したレポートによると、米国内では2013年から2016年にかけて、キッチンインキュベーターの数が増加して、39の州で200ヶ所以上の施設がある。その61%は営利事業として運営されており、8割の施設は収益を毎年向上させている。地理的な分布では、キッチンインキュベーター施設の58%が都市部にあり、残りの27%が郊外、21%がローカルな食材を活用しやすい農村部にある施設だ。
Source: 起業3
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