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企業戦略×SDGsで新たなビジネスチャンスを生む。「CIID」のアプローチ

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2020年2月に開催される、デザインの手法やアプローチを学ぶことができる「CIID Winter School」について紹介する本連載。

今回は、同スクールを主催する教育機関「CIID」(Copenhagen Institute of Interaction Design)の創立者の一人でもあるCEOのシモーナ・マスキ氏にインタビュー。同スクールを設立した狙いや日本でスクールを開催する理由を伺いました。


CIID シモーナ・マスキ氏


「People Center(人間中心)」から「Life Center(生命中心)」のイノベーションへ

ーCIIDを立ち上げた当時の思いと、スクールのビジョンについて教えてください。

マスキ:まず、CIIDが存在する目的は、人々の、あるいは地球の、より良い将来をつくっていくことです。そのために大切なのは、地球を持続可能なものにしていくためのイノベーション。私たちはこの目的に対して、教育、戦略、インキュベーション(事業創出)の三つのサービスで貢献していきたいと考えています。

CIIDを設立したのは、アメリカ、インド、イスラエル、イギリス、イタリアなどさまざまな国から集まった6人でした。起業当初は、スタートアップですから当然予算がありません。しかし幸運なことに、初期の段階でデンマーク政府から投資しても

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